第17回富山県伝統工芸士展のもようです

伝統的工芸品

さる8月9日(金)~11日(日)の三日間、当館2F大ホールにおいて
富山県伝統工芸士会による「第17回富山県伝統工芸士展」が開催されました。
例年8月1週目に開催されている同展ですが、今回は当館開館30周年ということもあり
帰省の皆さんにもお立ち寄りいただこうと、いつもより1週遅い開催となったようです。
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ホール内には県内5つの伝統的工芸品に携わる伝統工芸士さんの作品がずらり。


上の写真のような混合展示に加え、各工芸品ごとの展示ラインもあり
それぞれを集中して楽しむこともできます。
こちらは庄川挽物木地コーナーの前でにこやかに微笑む、
県伝統工芸士会長の加藤秀明さん。
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庄川挽物木地は日頃県内外の漆器産地へ製品が卸されており、
一般の方の手に渡る頃には漆塗りの製品となって、そちらのメーカーさんなどの名前で販売されるので
意外と知られていなかったりもします。
数が並ぶのはなかなかないかも。
しかし、アップにしてみると…一筋縄ではいかない形状の、凝った作品が見られます。
さすがに伝統工芸士展、力が入っているようです。
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一部にはこのような実演コーナーもありました。
こちらは井波彫刻伝統工芸士会会長の池田誠吉さん。
羽というか翼状のものを彫っておられました。
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そして展示と言うと、昨年から始まった小部屋風実演展示。
今年は「43歳男性、意外と売れっ子なスタジオミュージシャン清水さんの小部屋」
ということ彫刻ギター「龍剣」・彫刻ベース「Feather」・螺鈿ギター「風神雷神」「鳳凰」
以上4点が一堂に展示されています。
挽物のランプや拭漆仕上げのテーブルなど、見どころはたくさん。
なかなか贅沢な、そして伝統工芸とはいえちょっとモダンな男性向けのお部屋の組み合わせです。
そしてご覧になっているのは、高橋高岡市長ですねぇ…
(お隣は人気螺鈿師・高岡漆器伝統工芸士会長の武蔵川義則さん)
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当日は体験教室もありまして、螺鈿や彫金、和紙漉きなどの定番のほか、
今年は特別に鋳物体験が。
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鋳型に砂をつめて錫の鋳込みをする、生型鋳造体験が行われました。
そんなこんなで今年も盛りだくさんだった伝統工芸士展。
来年の開催をまたお楽しみに!