五箇山の冬。
越中和紙
昨日17日、朝から五箇山→井波エリアで数か所を回らなくてはということになり…
朝9時発で五箇山へ。
積雪のない高岡から能越自動車道を南へ進み、
何やら周囲の田んぼが白い?と思いつつ、降りた福光ICの周りは真っ白。
それから五箇山方面へ上がっていくと…一面の雪
己の運転技術等々を鑑みできれば行きたくなかった冬の五箇山で
しっかり坂の雪にもはまり
五箇山和紙さんと悠久紙さんへ。
以前書いたと思いますが、冬の和紙は上質。
何故かと言うと、和紙の繊維をつなぐために入れるトロロアオイの糊は
暑いと粘らず、大量に必要になるとのこと。
気温の低い時期は少しの糊でたくさんの紙が漉けるため質が安定し、
夏場は何度も糊を足して…を繰り返すことになるため
同質の紙が漉きづらいのだとか。
ということで、現在紙すき現場は生産シーズン。
たくさんの方が寒い中作業中でした。
外には雪ざらし中の楮の皮の束。
稲のはさ掛けのような感じで吊るしてありました。
こちらは悠久紙の漉き元さんのところの写真。
この雪の下は、夏場↓はトロロアオイの畑です。
しかしこの雪。
この中で作業中の皆さんには、本当に頭が下がります。。。
早くも春の待ち遠しい、そんな気分の一日でした。