伝統工芸士展レポート2
伝統的工芸品
先日8月3日~5日に開催された
「第16回富山県伝統工芸士展&ふるさと体験フェア」のもようをお届けします。
展示に続いて、体験教室。
こちらは高岡銅器の体験教室。
銅よりさらに柔らかい錫の板を使って、彫金の体験を。
動物や植物のサンプル下図がたくさんそろえてあり、その中から好きな図案を選んで
挑戦することができました。
もちろん、自分で好きな画像を彫ってみることもOK。
最後は工芸士さんたちが角をきれいに曲げてくれ、四角いトレーに仕上げてもらえます。
こちらは高岡漆器の体験コーナー。
使い勝手のよいサイズの丸盆に、青貝をカットして膠で貼っていきます。
こちらは武蔵川義則さんが指導中ですね。
当日お持ち帰りはできませんが、宿題にしたい皆さんのためにも、
工芸士さんたちがお盆返上で現在仕上げ作業中。
ご興味ある方は来年ぜひ、の、大人気コーナーです。
こちらは井波彫刻。ウレタンを塗ったお盆に彫刻をしていきます。
狛犬や龍、鷹など、男の子に限らず女の子も、けっこう勇壮な図柄がお好きなもよう。
そしてそういう図柄をチョイスする子は、なかなか器用!!
工芸士さんたちは「いや~元々好きだからそういうのやってみたいんだよ~」と口ぐちに。
写真の彼も小学生さんですが、なかなか美しい仕上がりです。
庄川挽物は、スピーディーに形が変わっていくので、これまたお子さんには大人気。
ですが、さすがに一人では難しいので、工芸士さんが隣について
しっかりとフォローしながら刃物を当てていきます。
写真は、工芸士・但田一彦さんと、小学校低学年のお子さんの図。
形をつくったらろくろに付けたまま周囲を紙やすりで削り、
外して口をやすりで削ったらできあがり。
今年はころんとした丸い形が人気だったようです。
和紙漉き体験も、しっかりフォローをしてもらえます。
和紙を漉いて、押し葉を散らして。
熱を使ってきれいに乾燥させてもらってお持ち帰り。
そのほか和紙は切り絵の体験もでき、お気に入りの下図を小刀で切って和紙を貼って。
最初は肩に力が入ってしまいそうですが、だんだんと慣れてくるとのこと。
大人の方から小さなお子さんまで、思い思いに楽しんで行かれたようでした。
来年のご案内は、いずれ富山県工芸士会のHPに掲載される予定です。
次回の開催をお楽しみに!