冷えますね~
その他いろいろ
高岡でも、そろそろ週間天気予報に雪だるまちゃんを目にするようになりました
1週間傘が並んでいるのは北陸だとまったく珍しくはないのですが
(おととい東京に出張に行きまして、1週間分の紫外線を浴びた気分です)
さすがに雪だるまを目にすると、とたんに気分が冷えて参ります。
今日はそんな寒い折に、富山ならではのこんなものなど…と思いまして。
別に普段ほとんどの人がこんなことをやっているわけではないのですが
3cm角の昆布をお湯に入れ、しばらく待つと…昆布茶♪(出汁とも言う)
ただですね、ほどよい塩加減ととろみが、なかなか良いのです。
なんでいきなりここで昆布なんて言うかと言うと…
富山は昆布の消費量が日本一。昆布屋さんや加工屋さんも多いのです。
(国の統計では県庁所在地ということで富山市データが上がっていますが、
全県的に昆布をよく使います)
出汁も昆布が多いですし、佃煮、ふりかけに始まり、
・おにぎりにとろろ昆布を巻く(他所ではしないんですよね)
・昆布で巻いた蒲鉾がある(富山県民は普通だと思ってます)
・魚を保存するために昆布でしめる(牛肉とか山菜とかもあります)
・昆布で魚をぐるぐる巻いた加工品がある(昆布巻きで検索してみてください)
・即席お吸物として、とろろ昆布に醤油をさしお湯を注ぐ(わりと聞きます)
・乾物屋さんと言えば昆布屋さん(お遣い物に板昆布はままある話)
・お好み焼きに刻み昆布が入っていることも(さすがに全店ではないですけど)
・某大手チェーンのパン屋さんが昆布入りのナンを販売(この辺だけらしいです)
・大阪のおばちゃんはカバンに飴ちゃんを持っているが
富山のおばちゃんはおやつ用の昆布を…とか何とか(最近減ったと思いますが)
等々…の昆布三昧。
富山で昆布をよくいただくのは北前船の海運によることもありますが、
北海道の開拓が行われた頃に、たくさんの人が移住を行いました。
前出の昆布屋さんによると「どの辺の人がどの辺に入植した」かによって
各地方で人気のある(よく使われる)昆布が違うのだそうで…
(それによって、流通ルートもできたのでしょうね)
富山で使われるのは、黒部など東の方から多くの方が入植された
羅臼地方の羅臼昆布が専らです。
そうそう、昆布って、それぞれ味が違うんですよ(羅臼とか利尻とか)
暖まるついでに、優しい昆布の風味を味わってみてください。
今日はひと味違う(?)富山名物のご紹介でした~