高岡銅器コーナー【第15回富山県伝統工芸士展終了】
伝統的工芸品
各工芸品別コーナー、最後にご紹介するのは高岡銅器。
展示品も、手のひらに載る帯飾から大きな置物まで、
様々なものが並んでいました。
体験コーナーでは、アルミ板のコースターに
彫金を施していきます。
まずは、サンプルを見たり、自分で考えたりしながら下絵を描き、
カーボンでコースターの表面に写したら、
鏨(たがね)を使って彫っていきます。
最初はおそるおそる、だけども慣れると
みなさんなかなか順調に進んでいきます。
右後ろには、3日間実演を担当していただいた、
伝統工芸士の京田政春さん。
机もないところで、壺の曲面状の肌に、
素敵な模様を出していっておられました。
鏨を打つのは、細い細い金槌。
福槌とも呼ばれています。
職人さんたちは、鏨も槌も、必要なものを、自分の手に応じて自作するのですって。
体験コーナーでは職人さんたちの実際の鏨を貸し出しておられたのですが、
終わってから、これは誰の、これは自分の…と
一見同じようなものをほいほい分けて行かれる様子に、びっくりでした
写真を撮らせていただいたのは、富山市から来てくださった
小学校5年生の男の子とお父さん。
二人でコースター作りをしてくださいました。
おもしろそうだったので、やってみたかったとのこと。
お二人とも、素敵な作品に仕上がりましたね