鋳物体験レポート5【試作&14歳の挑戦】
鋳物製作体験
ところで、型はできても中身はどうなってるの?
…と思いきや、担当くんがしっかり炉で準備してくれています。
工房の片隅に炉がありまして、いつもここで錫を溶かしています。
炉の下の方には、バリなど屑錫が溜まっています
だいぶ黄色っぽくなってきていますね。
周囲がごちゃごちゃしていて申し訳ないのですが
新しい錫はこんな綺麗な白っぽい銀色です。
錫の延べ棒。一本1キロになっています。
炉から錫を柄杓に汲みます。
炉から柄杓に流れてきていますよ。
影になっていますが、右の中学生くんには炉を傾けてもらっています。
液体化している状態の錫の温度は約280度ほど。
鉄や銅に比べれば低い温度ではありますが、
それでも熱湯の約3倍の温度なわけです。
危険なので、錫の流し込み作業は、普段もスタッフが行います。
とろとろと流し入れてもらうと…
うーん、このとろんとした銀色の液体に、
思わずターミ○ーターを思い出した私
だんだん冷えてだんんだん固まり、かつ中へとしみ込んでいき、
湯道の上にぽっかり小さな穴が…
表面に膜が張っていく様子を見ていると、
「触りたい触りたい♪」と思ってしまう
危険ですねぇ、牛乳の膜とは違いますもんねぇ…
さて、ここまでくると、後はドキドキの型外しと仕上げです。
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