鯛は鯛でも
高岡漆器
昨晩市内の某スーパーに買い出しに行きましたら
なかなかきれいな一尾鯛が残っておりまして
思い出したのが、これ。
↑見事な鯛でございましょ?
高岡漆器には何種類かの代表的な技法がありますが
その一つがこの彫刻塗。
海が近くて魚が豊富な土地柄のせいか、
鯛を彫ったものがたくさん見られます。
なにしろ、おめでたい魚ですしね。
写真はヒレが立体的に立っているので、お盆などとしての用途ではなく
調度品として飾っていただくようなお品になりますが
(ただし実はこれ、本当は菓子器用途でして、
お腹の部分をぱかっと開けると、なんと中にものが入る空洞があるのです…)
菓子器や小ぶりのトレーなど
使い勝手のよい彫刻塗の漆器もたくさんありますので
ぜひぜひ当センターや市内の漆器店さんで「鯛の漆器」をお見かけになったら
「ここにもあった~」なんて思っていただけるといいな、と思います。
(もちろんお使いいただけるなら、なおのこと好し、です)